体験者に見えるモノ・見えないモノとの「距離」を再考させるインスタレーション。
dis は「離れて」という意味でネガティブに捉えられることが多い。しかしそうではないケースもある。例えば dissonance( 不協和音 )。クラシック音楽の近代楽曲はほぼ不協和音でできている。disruption ( 崩壊的 ) はその後に新たな創造がされる意味も含まれる。 このように「dis」はネガティブなイメージを持つ反面、美しいものへと導く意味でもある。
現在、目に見えないものへの関心のために様々なモノと距離をとっている。私たちは境界がどんどん広がっていく姿を実感している 最中だ。それは都市において、取り残された隙間のようでもあるのだ。この状況下だからこそ様々なものに隙間ができ、見えるモノ・ 見えないモノを感性が生まれていることだろう。
2020 / 11 / 02 (mon) ー 2020 / 11 / 15 (sun)